「雀鬼か!」土田浩翔も驚く若者の速さ VTuberと麻雀の未来
最近ネットの世界でも、麻雀をとりあげてもらうことが多くなってきて嬉しいですね。先日、VTuberと呼ばれる人たちと麻雀の番組で仕事をする機会があったのですが、感心しました。まず、語彙力が違いました。麻雀のことを話す番組だったのですが、VTuberはふだんから、言葉でしっかり説明し、伝える努力をされています。だから、麻雀のプロと違って、洗練されているというか、上手く笑いやおもしろさに変えていくボキャブラリーがとても豊富でした。「ああ、そうやって会話を返してくるんだな」とうならされました。
VTuberたちの洗練された「一般目線」
何が違うかというと、彼らは専門的な用語を一切使わないのです。一般人の目線で麻雀というゲームについて語るんです。これは実はとても大事なことです。あの牌がどうだとか、この局面でどうしたとかテクニカルな部分ではなく、その人がある牌を切ったり、打っている時に何を考えているのか、どんな気持ちなのかをしっかりと問いかけてくれる。一般の人が知りたいこと、聞きたいことをわかっているから、そのときにどんな言葉で聞いたら良いのかをわかっているから、侮れないし洗練されているなあという印象でした。その世界で生計を立てておられるんですから、そもそもプロではあるのですが。
そのとき来ていたのはVtuberとストリーマーと呼ばれる動画配信者の方で、2人とも女性でした。生放送でテンポ良く進んでいくわけですが、言葉の瞬発力が必要になるので、実況をしていた麻雀のプロですらたじたじという感じでしたね。言葉に圧倒されていました。麻雀アプリ「雀魂」の番組で、ユーザーが若いですから、世代を意識して番組作りをしているんだなと感じました。こういった層にリーチしていく重要性をあらためて実感しました。
Mリーグの魅力を外へ。新しい層との「共存共栄」
この方々は、いままでMリーグが発掘、集めてきたファン層とは全く違うファン層ですね。麻雀の技術を楽しむわけではないので、いかに麻雀が楽しいゲーム、スポーツであるかをわかってもらう。そのような方々にMリーグの魅力に気が付いてもらうために、Mリーガーもこの手の番組にどんどん出演していって欲しいと思います。
外向きにいかに発信していけるかという点では、多井隆晴さんの人気を見るとわかりますね。新たにMリーガーになった佐野ひなこさんも同じタイプですから、外向きの力を発揮してくれると思います。例えば多井さんがYouTubeで自分が試合に出ることや出演する話をするだけで参加者、視聴者の数が変わってくると思います。だから、時代としてVtuber的な皆さんと共存共栄していくのが理想ですね。Vtuberの皆さんもMリーグのことを尊敬してくれていて、麻雀の最高峰の戦いをしている場と認識してくれているんです。「あこがれの場所としてのMリーグ」という存在のアピールを、個々の選手がVtuberの皆さんの力を借りながらやっていくというのは非常に喜ばしいことですね。いつかリーグそのものと、そういった別の層のファンを抱えるVtuberのような人たちとのコラボができる日が来ると思っています。