【Mリーグ序盤戦解説】サクラナイツの快進撃、新星・尻無浜航の「恐るべき実力」と「盆面」の良さ
Mリーグはレギュラーシーズンの序盤で熱い戦いが続いています。強く感じるのは、昨シーズンのレギュラーシーズンで敗退した4チーム(ABEMAS、パイレーツ、サクラナイツ、ジェッツ)のエネルギーの凄さですね。選手の顔つきや雰囲気がいつもと違う印象です。チームによっては、声をかけづらいぐらいの空気を身にまとっています。勝負の世界に生きる人たち特有のものだと思いますが、「今季はリベンジしたい」という気持ちが前面に出ています。
連日2試合同時開催の過酷さ
リーグ全体の変化でいうと、開幕2週目から、連日2試合同時開催になったので、選手が少しバタバタしているように見えます。連日試合が入ることも多くなってきますから、体力的には相当厳しいですね。昨年以上に体力がないと持たないでしょうし、序盤はまだ良いのですが、11月、12月になるとかなりきつくなってくるのではないかと思います。
視聴者のみなさんにとっても、すこしせわしない印象があるかもしれないですね。小さなスマホの画面で見ている方も多いし、何か別のことをしながら見ている方もいると思いますが、麻雀は一瞬で大きなことが起きるゲームなので、重要な場面を見落とすことも増えていそうです。2試合同時でも集中できる方なら問題ないのでしょうけれども。
また、番組の撮影・制作スタッフの方々も大変そうです。選手より大変かもしれません。11月以降、スタッフの方がバテなければいいなと心配してしまうぐらいですが、正月明けは同時開催はなくなりますから、今の期間をみんなで乗り切らないといけないですね。運営側に求められるのは普通に回すことですが、何かを普通に行うことは、想像以上に大変なことです。
目に見えて速くなった「打牌テンポ」
一方で、試合後のインタビューが、昨季までの2人から、今季はトップの1人だけになったのは時間が短くなってよかったです。別途、解説者が裏で行うインタビューも、2人から1人に減りました。このインタビューを誰に聞くかは、解説者が選べるようになり、内容はもっと濃くなると思います。私は最初の2回で、佐野ひなこさん、園田賢さんを選びましたが、園田さんはこちらから止めなければいけないぐらい話してくれたので良かったです。聞いて欲しいことがいっぱいあったのでしょうね。
また、選手の打つテンポが少し速くなった気がします。オフシーズンの間に、時間短縮のためにピッチクロック的なものを導入してはどうか、という話が出ていたので、選手も意識してテンポを速めている印象があります。
サクラナイツ快進撃の立役者、新星・尻無浜航
各チームの戦いぶりにも目を向けましょう。サクラナイツは好調ですね。新しく入った尻無浜航選手の効果としか言いようがないです。また、チームの柱である堀慎吾さんの調子がいいことも大きいです。サクラナイツにはスター選手が多くいますが、実質は堀さんのチームと言っても過言ではない。彼が中心になってチームが動いているので、岡田紗佳さんや阿久津翔太さんも良い調子になっています。チームの雰囲気、ムードはとても良いと思います。