萩原聖人流の麻雀、「悟り」に達したか?! 大切な「間」とゆとり 土田浩翔の目線
今回は読者の方からご質問を頂いた萩原聖人さんについてお届けします。
皆様も麻雀にまつわる質問、疑問があればコメント欄にお寄せください。基本的なところから戦術的な部分まで何でもかまいません。このtheLetterのなかで、できる限りお答えしていきたいと思っています。
30年来の付き合い
萩原さんと出会ったのは1997年で、かれこれ30年になります。当時、フジテレビで放送されていた対局番組「THEわれめDEポン」で出会ったわけですが、その後に公私で親交が深まりました。彼がMリーガーになることを含めて、相談を受けることも多かったです。第一印象は「やんちゃな人だな」でしたが、麻雀について話すと、とても紳士的で真面目で信用できる人だと感じました。本音で話すので芸能人らしくなくて、さらには頭の回転が速いので、僕の話したいことを読み取りながら会話してくれて、非常に楽しかったです。
印象的なのは、麻雀に対する情熱、愛する気持ちが30年間、全く変わっていないことです。麻雀をとても大事にしていて、その魅力を世の中に伝えていくことに重点を置いている。そこが僕と同じスタンスで、共鳴できたのだと思います。例えば、プロとしての技を見せることだけでなく、麻雀を知らない方が見ても「楽しいな」と単刀直入に思ってもらえるような表現方法の大切さです。萩原さんは俳優ですから、そういった表現を大事にしていて、麻雀についてもエンターテインメント性が大切だと当初から言っていました。発足当時のMリーグは、「プロたちが技を競う舞台」のような描かれかたをされていましたが、萩原さんは最初から、「プロたちが一般の方にどうやって魅力を強調できるかを考える場」でもあると言っていたのを記憶しています。
実際、萩原さんはその通りのことを実践していました。例えばMリーグでは、負けた時も勝った時もインタビューを受ける機会があります。視聴者目線でのコメントも需要がある一方で、プロとしての見解を話したい場面も多くなります。ただ、萩原さんを見ていると、個でなく公の立場からのコメントをしているのが印象的です。要するに、今日の試合の敗因がどうだったかというよりも、Mリーグ全体がどのようにして盛り上がっていけばいいのかをPRする場にしています。視野が広い。僕から見ると「良いことを言っているなあ」という場面の連続になっていますし、こうやって発信できる萩原さんは非常に貴重な存在だと思います。