Mリーグレギュラーシーズン、新風の衝撃と新たな覚醒を見た 土田が選んだMVPは誰?

セミファイナルシリーズが続くMリーグ。レギュラーシーズンは大活躍した選手たちがいました。私が注目したのは「新しい風」と「覚醒」というキーワードです。シーズンを振り返りました。
土田浩翔 2026.04.17
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Mリーグはセミファイナルシリーズが行われていますが、今シーズンのレギュラーシーズンはどうだったのか。私なりに振り返ってみたいと思います。

新たな風で切磋琢磨

今季は新加入の選手たちが新たな風を吹き込んだ印象が強かったです。風林火山に入った永井孝典さん、ビーストに入った下石戟さん、ジェッツに入った石井一馬さんです。このメンバーの活躍が目を見張るものでしたから、既存のMリーガーたちはかなり刺激を受けたのではないでしょうか。ハレーションがあったという見方をしている人もいるかもしれません。ただ、見ている方としては、マンネリ化しないというのはこういうことなのだな、と感じてとても楽しかったです。新しい血が毎年のように入ってくると、既存の選手は自分たちの存在を脅かされると感じるかもしれず、大変だろうと思いますが、切磋琢磨して欲しいと思います。

Mリーグは、サッカーのJリーグのようにチーム成績でJ1とJ2が入れ替わるような仕組みは現在はありませんが、チーム内での競争によって、選手の入れ替えが激しくなっていくことはありそうです。そういった環境によって、Mリーグ全体の質が上がっていくと考えています。

新人のなかで特に目立っていたのが下石さんですね。プラス614ポイントという素晴らしい成績で最高個人スコア賞をとりましたが、振り返ってみると、昨年9月のデビュー戦はラスでした。私はその対局で解説をしていましたが、「これは相当いいところまでいきますね」というお話をしたと思います。結果は4着でしたが、未来を感じさせる打ち方だったのです。麻雀は、ある1試合でラスを引くとダメで、トップなら良いというだけのゲームではありません。下石さんからは、大丈夫だという雰囲気を感じました。

Mリーグ提供

Mリーグ提供

下石さんの打ち方は、手の組み方というか、13枚の手牌の扱いのバランスが非常に良い。デジタルの観点でも、アナログの観点でも優れています。今までMリーグにはあまりいなかったタイプのプレーヤーです。

まず言えるのは、テンパイしたときの形が優れていることです。アガリにくい待ちを早めに外し、アガりやすい形に持っていく能力が高い。これを高いレベルでできるのは、下石さんと風林火山の勝又健志さんぐらいだと思います。

驚異的なアガり率の源泉

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